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生理が早い ! 予定日より早く来るのはなぜ?原因と対策は?

公開日
更新日

 
執筆:松本 たお(正看護師、新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者)
 
 
生理周期についてしっかり把握していなくても、「大体1カ月後」といった目安で予定をたてている女性は多いと思います。
 
1週間も生理が早いときには、少し心配になってしまいますよね。
 
予定よりも早い生理には、いくつか理由があり、中には婦人科を受診した方が良いケースもあります。
 
「 生理が早い 」ということがなぜ起こるのか、原因について知っておきましょう。
 
 

正しい生理周期を知ろう!

 
まずは、自分の生理周期を正しく知ることが大切です。通常25~38日の周期でやってくるものを、正常な月経周期としています。それよりも早い場合や、遅い場合は、生理不順となります。
 
生理周期は、前回の生理が開始した日~次の生理が開始した日の前日の期間です。毎回少しの変動があるので、何カ月かの周期を平均したものが、自分の平均生理周期と考えます。
 
生理周期を正しく知るには、自分の基礎体温を測定することが大切です。毎朝、測定した基礎体温をグラフにすると、自分の正確な生理周期を知ることが出来ますし、生理が早い、遅いを正しく認識する事ができます。
 
あなたの生理周期は正常でしょうか?
 
 

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生理が早い原因

 
生理が、自分の生理周期よりも一週間も早い場合、考えられる原因は、「無排卵月経」と「ホルモンの乱れ」があります。
 
 

無排卵月経

無排卵月経の症状は、生理周期が安定せず、月に2度来る、少ない量の生理がだらだらと続く、生理痛がないなどがあります。無排卵月経は、脳がストレスを過剰に受けて、排卵の指令を卵巣に送る仕事が出来なくなった状態で起こります。無理なダイエットや過食、拒食、過度な喫煙、不規則な生活習慣、身体の冷え、強いストレスなどが影響しています。
 
不規則な周期で生理が来ても、それが何カ月も続かずに自然な周期に戻っていくのなら、あまり心配はないでしょう。特に10代の間は、まだ生理が安定しておらず、無排卵月経が何度か起こるケースも珍しくありません。成長と共に段々安定してくることが多いです。しかし20代に入っても生理が早くこのような内容の生理が続く場合は、治療の対象となることもあるので、婦人科を受診しましょう。
 
排卵していないということは、妊娠が出来ない状態です。まだ妊娠を希望していない場合は、漢方の服用や生活指導を受けて体質を改善していくか、ピルの服用で生理周期を安定させる治療になります。妊娠を希望している場合は、排卵誘発剤が処方され、人工的に排卵を起こして妊娠に挑戦するという治療になります。
 
 

ホルモンの乱れ

生理周期は、女性ホルモンのバランスでコントロールされています。そして、この女性ホルモンバランスが乱れると生理周期が変わります。これは、ストレスが主な原因です。引っ越しや転勤、転校などの環境の変化や、食生活の乱れ、睡眠不足などで疲れが溜まっていると、ホルモンに影響しやすく、生理が早い、遅い等が生じるのです。
 
日常生活のストレスは、簡単に改善出来ないものもあるかもしれませんが、少しずつでも意識して行ってください。自分ならではのリラックス方法やストレス発散方法を探したり、仕事で疲れていても休みの日には軽い運動を取り入れたりすることもおすすめです。
 

その他の可能性

<食べ物の影響>
また、女性ホルモンに影響を与える食べ物を摂ることによって、生理が早まる可能性もあります。
適量を日常的に摂ることは必要ですが、単品に偏った食生活はホルモンバランスの乱れの原因になりますので、バランス良く食べるようにしましょう。以下注意すべき食品について説明します。
 
○動物性たんぱく質
「生理が終わってからすぐ焼肉を食べると次の生理が早くくる」
「生理が早くなるのは太った証拠」
という話を聞いたことがありますか?
 
これがあてはまる方は、動物性たんぱく質のとりすぎのために、生理が早くなっている可能性が考えられます。動物性たんぱく質は食べ過ぎるとホルモンバランスを乱し、生理が早くなる原因になるからです。
 
また、動物性たんぱく質は便秘になりやすく、便秘になると生理周期が乱れたり、生理が重くなったりします。
動物性たんぱく質を食べる場合は、食物繊維を含む食品と一緒に、適量を摂取するようにしましょう。
 
○レモン、ブロッコリー、パプリカなど
これらの野菜に含まれているビタミンCは、女性ホルモンの1つ、エストロゲンの生成を促す働きがあり、エストロゲンが増加すると卵胞の成長を促して排卵時期が早まる可能性が考えられます。
 
○豆乳などの大豆製品
豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、体内でエストロゲンに似た働きをするといわれています。エストロゲンによって卵胞の成長が促されるので、ビタミンC同様に排卵を促す可能性があります。
 
○セロリ、パセリなど
セロリやパセリに含まれるアピオールという成分は、わずかではありますが子宮を収縮させる作用があります。生理中は子宮内膜を排出するために子宮収縮をするので、アピオールをたくさん摂取していると生理が早まる可能性があります。
 
<フェロモンの影響>
女性の友達が生理になると同時に、周期的にはまだ早いのに生理がはじまることがあります。この「生理がうつる」という現象は古くから知られており、女子寮など、女性と共同生活をするような環境で起こりやすくなります。
 
これはドミトリー効果(寄宿舎効果)、またはマクリントック効果と呼ばれ、女性の腋の下から出る性周期同調フェロモンが原因とされています。
 
このフェロモンは、生理の始まりと終わり頃にそれぞれ分泌され、生理の始めに分泌されるフェロモンは周りの女性の生理周期を早めさせようとする作用があり、生理の終わりに分泌されるフェロモンは周りの女性の生理周期を遅れさせようとする作用があるそうです。
 
このようなフェロモンの2つの作用によって徐々に生理周期の間隔が相互に近づいていくことにより、生理が早まっている可能性があります。
 
 

生理が早い:原因を知るには

 
生理が早い原因を特定するためには、基礎体温をつけましょう。毎日測定した基礎体温に基づいてグラフを作成すると、一目で基礎体温の動きが分かります。もしこのグラフの低温層と高温層が明らかに分かれているなら、排卵はしていますが女性ホルモンの分泌が乱れてバランスを崩していると言えそうです。
 
一方、基礎体温のグラフが一定になっている場合には、無排卵月経の可能性がありますので、続く場合には婦人科を受診しましょう。その際、基礎体温表を必ず持参するようにしてください。最近では、毎日の基礎体温を記録出来るアプリも様々なものが出ています。
 
 

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生理が早い :どんな症状だった?

 

出血の量が少ない

着床出血の可能性があります。受精卵が子宮内膜に着床する妊娠の際に、子宮内膜が傷つくことや、ホルモンの乱れによって、僅かに出血する場合があり、これを着床出血と言います。
この場合、妊娠が考えられるため生理予定日の一週間後に妊娠検査薬を使って検査してみましょう。
 
着床出血は必ずあるわけではなく、またあったとしても少量の出血とは限らず、稀ではありますが普通の生理の量程の出血があるケースもあります。
 
 

出血の量が多い

ホルモンの乱れによる原因が考えられます。生活スタイルの見直しや、ストレスが多くかかっていないか、自分を労わってあげてください。高温期が短くて生理が早く来た場合、不妊の原因となる場合もあります。一度ならあまり心配いりませんが、続くようなら婦人科を受診してみましょう。
 
もう一つは、生理ではなく、婦人科系の疾患による不正出血の可能性もあります。この場合は、すぐに婦人科を受診する必要があります。基礎体温をつけていないと、この二つの見極めは難しいので、婦人科に相談するようにしてください。
 
 

出血が鮮血

鮮血の場合は、何らかの不正出血が疑われます。特に出血量が多い場合は、早めに婦人科を受診してください。
少量の出血ならば、着床出血の可能性もありますが、鮮血のケースは少ないです。
更年期の時期に、ホルモンバランスの乱れにより、鮮血の不正出血があることもあります。
 
 

出血が茶色い

茶色い出血は、着床出血や排卵時の出血が考えられますが、茶色いおりもののような出血は珍しいことではないので、翌月からの生理が安定していれば特に問題ありません。
 
 

生理が早い …と思ったら

 
このように、女性の生理周期には、ストレスや生活リズムが大きく関係しています。少しのことで、簡単に生理周期は乱れてしまうのです。
 
一度の乱れなら、特に心配はいらないでしょう。ストレスがたまっていないか、生活スタイルはどうだったか、見直してみてください。
しかし生理不順が何回も続くようだと、不妊の原因となる心配もあります。
 
 

生理周期が24日未満

24日未満の生理周期が何回も続くような場合、無排卵月経などの可能性があります。一度婦人科を受診するようにしましょう。
 
 

1カ月に2回生理が来た

1カ月に2回生理が来た場合、不正出血の可能性があります。こんな時は自己判断せず、婦人科を受診するようにしましょう。
 
生理が早い時にはこのことを踏まえて、何回か生理周期を観察するのか、すぐに受診した方が良いのか、判断してください。
女性の体は、些細なことが生理周期に影響します。生理は、1カ月の自分の生活の結果発表なのです。生理周期が安定しないときには、特に自分の体のことを見直してあげてくださいね。

 
 
<執筆者プロフィール>
松本 たお(まつもと・たお)
正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者
精神科・産婦人科・助産院での臨床経験を持つ正看護師。現在は育児に奮闘中の二児の母。
 
 

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